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東大医学部でも落ちる医師国家試験、「4つ間違えたら即不合格」な問題があった!

今年は「コロナ」を意識した問題も

医学知識ゼロで解ける問題も

以下は、今年の2月上旬に行われた「第115回医師国家試験」に出題された問題である。まずはチャレンジしてみてほしい。

Q 研修医がコンサルテーションを依頼するときの配慮で適切でないのはどれか。

a 簡潔なコンサルテーションを心掛ける。 
b 相手との良好な関係性を心掛ける。 
c 問題を具体化せず意見を求める。 
d 患者についての情報を集める。 
e 緊急性を考えて行う。

正解はc。医療の知識が関係ないことに、驚いた人もいるのではないだろうか。医師国家試験にはこのような一般常識で解ける問題も出題される。また、過去には社会人としてのマナー、患者の痛みへの共感を示す際に適切な言葉なども出題されたこともある。

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しかし、このような「常識問題」は数問だけ。最難関の東大医学部の学生でさえも不合格になる医師国家試験は、医学部に進学した成績トップ層のハイレベルな戦いだ。
近年の合格率は90%前後。一見高いように見えるが、逆に言えば約1割の受験生は不合格になり、1年後に再挑戦することになる。

通常の試験なら、合格基準点を取れば合格だが、医師国家試験には特徴的なルールがある。そのひとつが、学生の間で「ドボン問題」と呼ばれることもある「禁忌肢問題」だ。「絶対に選んではいけない」選択肢を4問以上選んでしまうと、たとえそれ以外の問題をすべて正解していても、不合格になってしまうのだ。

コロナ禍で行われた今回の問題を題材にして、医師国家試験について紹介したい。

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