# メンタル

「5月病」予備軍を放置してはいけない!「メンタルが弱っている人」を見抜く2つの質問

池井 佑丞 プロフィール

休職後の「復職」は思った以上に難しい

企業側の目線から見てみます。病気を原因とする休職者の内訳では、メンタル疾患で休んでいる方というのがやはり一番多く40%にもなり、メンタル疾患で休職、もしくは退職をした従業員のいる企業は全体の1割ほどになると考えられています。

休職期間を見ると、メンタル疾患が原因の場合、その期間は平均でも5か月を超えており、フィジカル疾患と比べて長期間を要することが多いです。

メンタル疾患での休職後、職場復帰できた方は5割ぐらいだと言われていますし、復職した方でも、先ほど申し上げた通り5年以内にはその半分がまた再発・休職してしまいますので、「回復」以上に「復職」というと、かなりシビアな数字となることがわかっていただけると思います。

このように、ひとたびメンタル疾患で休職してしまうとなかなか復職できない、という現実がありますので、「たかが5月病」と思わずに悪化する前にしっかり気づき、防いでいって頂きたいです。

対策のゴールそのものはシンプルです。1に「休息をとる」こと、2に「受診する」こと。

しかし、ストレスを抱え込みやすい人というのは得てして真面目で責任感が強いことが多く、どちらの対策も自分自身ではなかなか選ぶことができない場合がほとんどです。ですから、職場では周囲の人間がまず気づき、1、2の対策にうまく誘導してあげることが必要となってきます。

知っておきたいメンタル不調の「気づき方」

まずメンタル不調の「気づき方」。

「あの人、気分が落ち込んでそうだなぁ」とか「憂鬱そうだなぁ」というふうに何となく感じるケースはよくあると思います。そんな時、その方には次の二つの質問をしてみてください。

(1)「よく眠れている?」
(2)「休みはどんなことをしていた?」

(1)の「よく眠れている?」について。メンタル不調者の90%は睡眠障害を伴っているというデータがあります。睡眠時間を十分に取れているのかももちろん大事ですし、日中の眠気がないか、朝起きた時にちゃんと疲れが取れてるかなども聞いてあげられるとよいでしょう。

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