『モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち』(飛鳥新社)

夜行バスでモラハラ夫から逃げ出した妻に届いた、恐ろしすぎる「メール」の中身

漫画「モラニゲ」無料公開【後編】

言葉の暴力や態度による嫌がらせなど、精神的な暴力のことを「モラル・ハラスメント」という。なかでも家庭内モラハラは顕在化が難しく、看過できない問題となっている。漫画家の榎本まみさんは、そうしたモラハラ夫から逃げ出すことに成功した妻たちと専門家に徹底取材を行い、漫画『モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち』にてモラハラ被害者の悲痛の声を取り上げている。

記事前編では、6年ものあいだ、モラハラ夫に「人として価値がない」と言われ続けたモエさんのケースを紹介した。彼女は、自分が受けているのが「モラル・ハラスメント」だと自覚してから、実際に夫から逃れるまでに2年の月日を要している。いったい何があったのだろうか――。

『モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち』(飛鳥新社)
 

最後まで迷っていた

モエさんの夫は会社員で日中は家にいない。ライターを生業とするモエさんは、その間は一人で過ごせるので我慢し続けていた。けれども死にたいという気持ちはどんどん強くなる。次第に身体も動かなくなって、自分でお金も稼げなくなってしまった。

そんなとき、夫が出会い系サイトで女性と連絡を取っている記録を発見。この人とやっていくのは無理だ逃げようと決意する。

『モラニゲ』より
 

それからは逃げる日を決めて少しずつ荷物を実家に送ることに。前に耐え切れず家出したときに、夫に荷物は全て捨てると言われていたのだ。最後のほうはほとんど荷物がなくなり、夫に「なんか部屋すっきりしてない?」と聞かれても、最近片づけにハマってると言ってごまかした。

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