# 犯罪

「闇バイト」募集の中身…詐欺師はこうやって一般人を「悪の道」へ勧誘している

人はなぜ詐欺に加担してしまうのか?
多田 文明 プロフィール

98.5%は捕まらない

詐欺のリクルーターは、不正行為を行うことで「捕まるのではないか?」という、本人の不安を取る術にもたけています。

持続化給付金の詐欺では「みんながやっているから、大丈夫」「誰も捕まっていない」などと安心させてきます。闇バイトの募集でも同じです。

あるリクルーターは次のように話してきます。

「ブラックな仕事ですが、捕まるとかは一切ないんです。うちでは、200人くらいに受け出し(UD)をやってもらっているけれど、逮捕者されたの3人だけです。考えてみてください。逮捕されるのは、1.5%。200分3ということは、98.5%は捕まらない。ものすごく安全な仕事ということなんですよ」

こうした比較の手法を使われて「ちょっとやってみようかな」という気持ちにさせていくのです。

これは加害者にまわる人だけでなく、金銭的な被害を受ける人も同様です。

 

悪徳業者は、最初は人当りの良い顔や言葉で、相手の聞く耳を持たせます。そして、信頼関係ができたところで、大事な話を始めます。それこそが、高額な商品の紹介です。

最初の段階で、ニーズはつかまれていますので、あれよ、あれよという間に相手の話術にのせられて、騙されてしまうことになります。

悪を行うものは、重要なことは先に言わず、本人が抜き差しならない状況になったところで伝える。

加害者にまわることと、被害者にならないための心構えは表裏一体の関係にあるのです。

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