# 犯罪

「闇バイト」募集の中身…詐欺師はこうやって一般人を「悪の道」へ勧誘している

人はなぜ詐欺に加担してしまうのか?
多田 文明 プロフィール

気づいたら引くに引けない

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持続化給付金詐欺で名義を貸した人も同じで、「お金をもらおうよ」の勧誘者からの言葉に「はい」と頷いたところで、偽の確定申告書を税務署に持っていくように言われます。確定申告書が、何なのかもわからない状況で。

その後、その書類を渡されると、昨年度の嘘の売り上げが書かれていて、自分がしたこともないイベント関係などの職業も書かれており、「良くないことだ」と気づきますが、お金を受け取ることに頷いているだけに、後に引けなくなります。

「不正だ」と薄々わかりながら、ずるずると引きずられていって、税務署に書類を提出してしまい、不正受給へと突き進むのです。

 

つまり、加害者を誘う側としては、「大事なことは先に言わず、引きずりこんでから、重要なことを話す」という手を使ってくるこということです。

さらに、小さな嘘の積み重ねで、相手の良心を徐々にマヒさせていく。こうして悪の道に引き入れてきます。

それゆえ、話をした時点で、危険度が上昇するので、加害者の側にまわらないためには、「気軽に連絡しない」ことに尽きるのです。

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