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酒は禁止、GWも自粛要請…「でも五輪はやるから」日本人はそろそろ堪忍袋の緒が切れていい

緊急事態宣言直下のGW

「酒を奪うに足るだけの仕事を、政治家はしているのだろうか?」

3度目の緊急事態宣言がやってきた。

今回の宣言では東京、大阪、兵庫、京都の4都府県が対象となり、期間は5月11日までが予定されている。つまりゴールデンウィーク前後を緊急事態宣言で抑えてしまおうという考え方である。僕は東京で生活をしているので、緊急事態宣言直下でGWを過ごすことになる。

現状を見るに、緊急事態宣言は仕方ないと思う。GWという日本中の人の移動が多くなる時期の直前にこれだけ大幅に新規感染者が増えては、なにも対策をしないというわけにはいかないだろう。

しかし一方で、本当に新型コロナの感染を抑え込みたいのであれば、遅くとも昨年末までに、GWの緊急事態宣言は予告しておいても良かったのではないかと思う。

少なくとも昨年の11、12月の時点で「来年のGWは新型コロナも収まって、例年通りの賑わいが戻ってくるだろう」と思っていた人はいないのではないか。ならば早いうちに制限することを前提としておき、もし新型コロナが収まったら実施しないという形にしておけば、各種産業も緊急事態宣言の実施を前提に動けたはずである。GW直前に緊急事態宣言を出す事を決定するというのは、かなり危機管理が甘かったと言うしかないのではないだろうか。

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それにしても思い切ったなと思うのは、今回の緊急事態宣言においては、大型商業施設の休業や、飲食店の20時以降の営業自粛に加え、全日で酒の提供を自粛するようにという内容を加えたことである。

これまでは夜の営業の時間での自粛はあっても、昼間の営業の内容には口を出していなかった。ゆえに居酒屋でも昼間や夕方は普通に飲めたのである。

しかし今回は酒類を提供すること自体の自粛を要請しており、ネットでは「禁酒法だ」と騒ぎになっている。僕は最初にこれを聞いたときに「川口とか川崎、松戸とかの飲み屋が混むだろうなぁ」と思った。

そして緊急事態宣言の期間に突入すると、僕の心配通り、東京から交通の便が良い周辺県の繁華街には東京からやってきた客がなだれ込み、大変混み合っていたという。

東京都内の飲み屋はランチ客や食事客、またデリバリー客を見込んでの営業を続けている店もあるが、きっぱりと休業を決めた店も多い。中にはアルコール類の持ち込みを認めて営業しているような店もある。持ち込みに関しては緊急事態宣言があまりに急で、その正しい自粛内容を周知できなかったが故の問題だろう。

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