上白石萌歌の「スピッツ」呼び捨て発言が波紋…丁寧すぎる「さん付け」はむしろ失礼?

ファンだからこその「勇気」
小泉 カツミ プロフィール

「させていただいて」を多用

また、先日、テレビのトーク番組にゲストとして若いタレントが出ていた時のことだ。話をする度に、「させていただいて」を連発することに違和感を覚えた。「ドラマに出させていただいて、〇〇さんと共演させていただいて、3話まで台本いただいていて……」「インスタで写真をアップさせていただきまして」

丁寧なのはわかるが、あまりに使いすぎると「いただいて、と付けとけば丁寧になるじゃん」と思ってるんじゃないか、と勘ぐられても仕方がない。「出演しました」「共演いたしました」「写真をアップしました」で何の問題もない。

我々でも手紙やメールの文章を書くときには、失礼にならないように表現には気を付けている。そこでも丁寧過ぎると「この人、わかってないんじゃないか」と思われることもある。

 

中には丁寧な表現だと勘違いして誤用しているケースも少なくない。

たとえば、「ご相談したいのは以下の案件になります」。この「〜になります」は、いわゆる「コンビニ・ファミレス敬語」と呼ばれるもので、一見丁寧に見えるが「目にするとガッカリする表現」として知られている。また、「お返事のほう、よろしくお願いします」。この「〜のほう」は明らかにNGである。

紋切りの丁寧表現ではなく、よく考えて選ばれた表現を使えば相手に気持ちは伝わるはず。この機会に、「丁寧」の意味をもう一度考えてみたいものだ。

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