高齢者ワクチン接種に25年?デジタル政策の立ち遅れと混乱ここまで

とうとう国民の命に直接かかわる事態に
野口 悠紀雄 プロフィール

医療従事者確保不能? 接種管理システム機能不全?

多くの人は、これを聞いて、「数字の読み間違えだ」と言うだろう。私自身もそう考えたので、何度も確かめた。読者の方々も、ぜひ首相官邸のページを開いてご自身で確かめていただきたい。

あるいは、接種はまだ本格化していないのだろうか?多くの自治体が、接種のための医療従事者を確保できていないといわれる。そうであれば、今後の見通しはどうなのか?あるいは、データの収集に時間がかかっているのだろうか?

しかし、上記の数字のもととなっている摂取管理システムVRSは、「時間遅れなしに即座にデータをデジタル化できる」という触れ込みだった。ところが、後で説明するように、VRSがうまく機能していない可能性が高い。

 

だが、仮に数字が1桁違っているにしても、2年半だ。絶望的なことに変わりはない。一体、どうなっているのだろう?また、そもそも摂取管理システムが機能していないこと自体が大問題だ。

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