そもそもいつからシニア犬と呼ぶの?

一般的には、犬は7歳から「シニア」と表現されることが多い。ドッグフードも、7歳で区切られているものをよく見かける。ただし7歳といっても、小型犬の7歳を人間の年齢に換算すると、44歳くらいだと言われている。44歳でシニア? と違和感を覚える方もいるかもしれない。

人間と同じように、毛が白くなり、筋肉もやせて外見にも変化が。ただ、小型犬は変化が目立たず、老化に気づかないことも。photo/iStock

しかし44歳くらいと言えば、メタボなどにより健診で引っかかることが増える頃ではないだろうか。犬も同じで、7歳以降は活動量や筋肉量が落ちることで、基礎代謝が低下し、太りやすくなる。

その後、10歳を過ぎる頃になると、食べる量が減ったり、消化吸収能力が落ちることで、十分な栄養が取れなかったり、活動性が落ちて筋肉量が減ることで痩せていくことが多い。そして小型犬では大体15歳を過ぎると、食事や排便、寝返りなどの際に人の介助を必要とすることが増えてくる。この状態を「ハイシニア」と表現する。

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しかしこのハイシニアになる年齢は、それまでどんな生活をしてきたかによって大きく変わる。人間でも、100歳になっても一人暮らしをして身の回りのことはすべて自分でできる方もいれば、80歳で寝たきりの方もいるのと同じだ。では、この人間の介助を必要としないいわゆる「健康寿命」を少しでも伸ばすには、どうしていけばよいのだろうか。

高齢になると寝たきりになるケースも。いかに「健康寿命」を伸ばすかが、犬や飼い主のQOLの維持につながる。photo/Getty Images