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自民党は“死んだ”のか…衆参3選挙全敗が与える「想像以上の大打撃」

実は与野党の戦いではなかった?

「最後の最後まで、河井夫婦に祟られたような思いがする」

河井案里氏の公職選挙法違反に伴う参議院再選挙の結果が判明した4月25日夜、広島市のメルパルクに集まった支持者を前に、自民党広島県連の前会長であり選対本部長でもある宮沢洋一参議院議員は、吐き捨てるようにこう言った。

自民党王国である広島県はまた、「保守本流」と言われる宏池会の牙城で、その始祖である池田勇人と宮沢氏の伯父であある宮沢喜一の2人の総理大臣を輩出している。そのような宏池会の会長を務めるのはポスト菅を狙う岸田文雄元外相だが、今回の敗北はその芽すら摘みかねない。

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しかもそもそも宏池会は、河井克行・案里夫妻から“実害”を被っている。2019年の参議院選で案里氏が出馬しなければ、宏池会所属の溝手顕正元参議院自民党幹事長が当選していたはずだった。それを阻んだのは、安倍晋三前首相、菅義偉官房長官(当時)、そして二階俊博幹事長だ。

というのも、「終わった人」など歯に衣着せぬ発言を繰り返した溝手氏を、安倍前首相が非常に嫌っていた。山崎正昭議長の後の参議院議長候補に溝手氏の名前が上がった時、阻んだのは安倍前首相だと言われている。そして2019年の参議院選では、案里氏をぶつけてきた。

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