一歩間違えれば命取り…「ソロキャンプ」で大ピンチに陥らないための危機管理術

美しい大自然も時に牙をむく
和田 隆昌 プロフィール

河原で草の生えていないエリアは危険

では、管理されたキャンプ場ではなく野営(もちろん許可されている場所に限る)の場合はどうだろう。まず最も大事なことは「場所選び」を慎重に行うことだ。

テントの設置場所は一歩間違えれば、命取りになる。斜面の近くなど落石の可能性があるところは避け、河原などでは急な増水の危険があることを考えて位置取りしなければいけない。

ちなみに筆者がよく通うキャンプ場では、指定外のエリアに張っていたテントに夜間に斜面からの落石があり、中で就寝していたキャンプ客がけがをして、大問題になったことがあった。絶対に真似してはいけない行為だ。

なにより重要なことは、天候の変化があると考えられるときは、躊躇なく撤退の判断をすべきである。過去に川の中州で大人数のキャンプをしていたグループが、増水からの避難が遅れ、10数名もの死者を出した痛ましい事故の例もある。

草の生えていないエリアは増水時に川底に沈む可能性が高い/photo by iStock
 

河原でのキャンプは、特に知識と注意が必要になる。たとえその場所で雨が降っていなくても、上流の降雨によって急激に増水する可能性があるからだ。常に天候の変化に注意し、情報を収集しておかなければならない。

河原では基本、草の生えていないエリアは増水時に川底に沈むエリアと考えられる。中洲でキャンプをするなんてもちろん論外。増水時には一気に退路を断たれ、孤立してしまう可能性が高い。

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/