# ドラマ

大詰めで急速に支持を集める朝ドラ『おちょやん』、これまで過小評価されてきた理不尽なワケ

木村 隆志 プロフィール

千代と杉咲花の笑顔あふれる結末へ

冒頭に挙げた「話題にもならない」という見方も、世帯視聴率をベースにしたメディアが「見られていない」「支持されていない」とみなしているだけのこと。しかも、その世帯視聴率も「低い」と言っても17%台であり、日本のドラマでは最高峰の結果が出ている。

録画やネットでの視聴も含めて現在最も多くの人々が見ているのは間違いなく、さらに支持者の割合は高い。

 

たとえば、世帯視聴率20%超を記録し続けた『半分、青い。』や『なつぞら』などは、午前8時のリアルタイム視聴者こそ多かったかもしれないが、昼の再放送、BS、録画、ネットを含めた全視聴者がどれだけいて、『おちょやん』より支持者の割合が高かったか」と言えば疑問が残る。これらを踏まえると、メディアが世帯視聴率でドラマを語ることは、もはや無意味さを超えて罪深さを感じてしまうのだ。

最後に話を『おちょやん』に戻すと、もちろん演じる俳優たちも素晴らしく、とりわけ主演の杉咲花は、女優が女優を演じる難しさや、23歳にして女性の一代記を演じる違和感を抱かせない。

SNSなどの反応を見る限り、視聴者の多くはそんな杉咲の演じる千代に感情移入し、「幸せそうな顔を見たい」と思っているようだ。メディアによる過小評価なんて吹き飛ばしてしまう爽快なクライマックスを期待して待ちたい。

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