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君は、知っているか! 今、圧倒的に応援したい、日本女子マラソン界の「はぎちゃん」

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五輪のマラソン中継が人気のワケ

2000年シドニーオリンピック・女子マラソン。高橋尚子選手が金メダルを獲得した瞬間の最高瞬間視聴率は、報道によれば59.5%。日本国民が彼女のフィニッシュに歓喜した。このように陸上競技の中でもマラソンは花形種目の1つだ。近年こそ、オリンピックではメダル獲得から遠ざかっているとはいえ、TV中継では変わらず視聴率の取れる種目となっている。

なぜこれほどまでにマラソンは人気を集めるのか。かつてメダル獲得争いを常にしていた頃の余熱が今も残っているからなのか。オリンピックでメダルを獲得していてもあまり話題にならない種目もあることを考えると、競技力だけが人気の要因とは言えないのではないか。

2000シドニー五輪(photo by gettyimages)
 

日本のマラソン史上を振り返ると1996年アトランタオリンピックで銅メダルを獲得した有森裕子氏の「初めて自分で自分をほめたい」、2000年シドニーオリンピックで金メダルを獲得した高橋尚子氏の「すごく楽しい42キロでした」といった歴史に残る名言が生まれてきた種目でもある。

オリンピックの名シーンの中には競泳平泳ぎの北島康介氏の「超気持ちいい」「何も言えねー」といった名言もある。オリンピックが人々の心を動かしてきたのは単に競技の結果だけではない。選手の仕草や言葉が、見る人の心を一層駆り立ててきた一面もある。事前に用意して出てきた言葉ではない。極限の状態まで自分を追い込んできた緊張感から解き放たれた瞬間に、思わず出てきた言葉には「チカラ」がある。

実際、1月末に行われた大阪国際女子マラソンのテレビ中継には、高橋尚子、野口みずき、有森裕子、千葉真子、そして増田明美、さらにYouTubeでは渋井陽子と歴代のレジェンドたちが出演。「キャラが大渋滞」と言われるほど、いずれの選手も現役時代の輝かしい競技成績もさることながら、言葉に「チカラ」のある選手たちだった。こうした、影響力のある選手がいつの時代にも存在していたことは、日本長距離界の、競技力に加えたもう1つの伝統とも言える。

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