クローゼットがパンパンでも
「着る服がない」という不思議

さて、服に関するよくあるご質問のひとつに、「断捨離をしてクローゼットにはお気に入りしかないはずなのに、なぜか着る服に迷い、新しいモノを欲しくなる」というものがありますが、これは当然のこと。なぜなら私たちには「常に新しい服を着ていたい」という欲求があるからです。もちろん、親の代から受け継いだ大切なコートなどがあるのはとても素敵なことでが、それはごく一部のはず。

服は食と一緒で「鮮度」が命。そう、食べ物が新鮮であればあるほど「旬の気」にあふれて美味しく滋養があるように、服たちも「季節の気」をまとってこそ、その役割を果たすのです。古くなったお刺身が美味しくないのと同じですね。
洋服に流行があるのは、その時の新鮮なエネルギーの流れを吸収するためであり、それは人間にとって必要なことなのです。

特に限られたスペースのクローゼットなら、より「新鮮なもの」で回すことが現実的 Photo by iStock
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高級ブランドの服でも、時が経って鮮度が落ちたら、その服の役目はすでに終わっています。特に高価な服は一瞬のテンションが上がる分、旬も短いことを覚えておいてください。つまり、残念ながら「一生モノの服」はほとんど存在しないということです。

我が家のウォークインクローゼットにある服のほとんどは、数ヵ月で入れ替わります。つまり、常に新鮮なお刺身しかないということ。その代わりファストファッションも利用しますし、迎え入れたらワンシーズンでとことん着倒します。そして、「今の自分にとって、演出効果はもうない」と気づいたら、すぐに手放します。

食とは内側からの補気であり、服とは外側からの補気です。ここで言う補気とは、文字通り「気」を「補う」こと。あなたも今の自分の心を湧き立たせてくれるお気に入りから、エネルギーを存分に取り込んでくださいますように。

モノ・人・心の悩みが消えていく 断捨離道場』これまで著者のもとに寄せられた膨大な悩みの中から、特に多く寄せられた質問やすぐに実践できる回答などを集め、一問一答式で紹介する一冊。悲喜こもごものQ&Aの中には、きっとあなたのモヤモヤの理由と答えも見つかるはず。
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