『クローゼットがはちきれそうなのに着たい服がない! そんな私が1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと』という松尾たいこさんの本が刊行されたのは2017年のこと。この本のタイトルを見て、思わず自分のクローゼットを思い返した人は少なくないのではないだろうか。
このコロナ禍で家にいる時間が長くなると、もっと快適な部屋や気持ちのいい空間を求め、断捨離してみようと考える人も多いのではないだろうか。とはいっても、慣れないリモート仕事や増えてしまった家事に追われ、なかなかモノが減らせない、片づかない……。

・次々に届く郵便物の処分はどうすれば?
・お守りを捨てたら罰当たりになりそうで捨てられない
・義母と同居しながら断捨離するには?
・未読の本や新聞。読む時間もないし捨てられないときは
・来客用布団が押入れを占領し、ストレスだ
・日記は取っておくべきもの?

こんな「捨てられない」に隠された悩みの声を、「断捨離」提唱者のやましたひでこさんがスパッと答えてくれる本が『モノ・人・心の悩みが消えていく 断捨離道場』(講談社)だ。

そこで本書より抜粋してやましたさんの具体的なお悩みの回答をご紹介する短期集中連載がスタート。
今回のお悩みは冒頭の通り「洋服の断捨離」に関する悩み。あなたは自分のクローゼットを「着たい服ばかり」にすることはできるだろうか。

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まずは思い込みから断捨離しよう

Q
好きだけど似合わない服を手放せません。
レースがあしらわれた華やかなデザインの服が好きなのですが、似合う顔立ちではないため、着る勇気がなくて普段はシンプルな服ばかりです。
それなのに、好みの服を店頭で見かけるとつい購入してしまい、クローゼットは「好きだけど似合わない服」でいっぱいです。どうすれば理想と現実のギャップを埋められるでしょうか。
こんな状態だけど着たい服がないということも…Photo by iStock

A
あなたへのお答えは、ただひとつ。今すぐしまい込んでいるその服を身にまとって、街に出かけましょう。「似合わない」なんて、誰が決めたのですか? まずはその思い込みを断捨離しなければいけません。

そう言う私も、以前は無難な黒と白の服ばかり着ていたひとり。しかし、断捨離で人前に出るようになった頃のこと。いつも行くお店で明るい色のスカートをすすめられ、言われるがまま試着してみたところ、新たな自分を発見。それからは積極的に多彩な色の服を選ぶようになりました。

最近はカラー診断などで似合う色を提示してくれるツールもありますが、服とは今の自分やなりたい自分を演出してくれる「衣装」であり、私たちの生命がまとう神聖な「装束」なのです。暑さ・寒さを防ぐだけの服は「衣類」に過ぎません。

「理想」とは、自分を苦しめるものではなく、ひたすらに追い求めるものです。しまい込んでいるその服を着ることが、あなたの「こうありたい」という理想像=セルフイメージならば、誰に何と言われようと思いっ切り愉しめばいいのでは。最初は照れ臭かったり、違和感があったりするかもしれませんが、着ているうちに自然とセンスが磨かれ、自分なりの着こなしが見つかるはずですよ。