緊急事態宣言より我慢ならない「マスク圧力」について今こそ言ってやりたいこと

私はマスクが嫌いでたまらない!

新型コロナウイルス感染症をめぐる「ヤバ過ぎ派」と「大したことない派」の意見の嚙み合わなさ加減は依然として絶望的である。政治は右と左で噛み合わないことが多いが、自粛と危険性をめぐっては右も左も一致したものだから、「大したことない派」は常に少数派で「人命を顧みない非人道的な輩」として扱われている。

そんな「大したことない派」に共通するのは「とにかくマスクが嫌いでたまらない」点である。世界の中心で I hate face masks! と大声で叫びたい欲求を胸にしまっている人はかなりの数存在するはずだ。だからここでは、おそらく日本全国に800万人ぐらいいるであろう(勝手な想像だが)マスクが大嫌いな人々の気持ちを代弁するつもりで、私自身の感覚を吐露してみたい。

誰もいない唐津の海岸にノーマスクで佇む筆者

マスクが苦にならない人や、むしろマスクが好きな人からすれば「なんでお前らはマスクをそんなに毛嫌いするのか?」と不思議でたまらないだろう。そうした人たちは本稿を読んでも「やっぱり分からない……」と思われるだろうが、今回は少数派の皆さんに「そうそう! 私と同じこと考えている人いた!」と留飲を下げてもらうためだけに書いてみる。

マスクが嫌いでもない人や好きな人々に、我々の気持ちを理解してもらいたいわけではない。もう1年以上もマスクにすがる「畜群」を見続け、お互いの考えが合うことが一生ないということは理解している。だから、血相を変えて正論を振りかざすような反論はよこさなくていい。

ちなみに、私自身のスタンスは、「マスク着用のお願いがある店や公共施設、公共交通機関ではするが、屋外ではしない。ただし、明らかにコロナにビビっているであろう人(二重マスクや全員マスクの高齢者集団)が路上で向かいからやってきた時は、彼らの恐怖心を和らげるために着ける」といったところである。

「お願い」は店なり鉄道会社なりが決めたルールなのだから、利用客がそれに従うのは当然のことである。ただし、飲食店でも「マスクどうでもいいっすよ」みたいな店であることがわかっている場合に限っては、店に入る時点からしていない。

なお、私は同じマスクを何日も使いまわしており、ケバだっていることも多い。こんな布切れは「通行証」、あるいは反社会的でないことの「証明書」だと思っているからだ。

「ありえん! 十分反社会的だろ!」と決めつけないでもらいたい。これまであちこちで発信してきたように、私は去年の8月にセミリタイアを宣言、東京での24時間365日フル稼働生活に終止符を打ち、10月からは佐賀県唐津市に生活の拠点を移している。ここには大都市圏のような「密」など、はなから存在しない。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78777

唐津市中心部の商店街の15時頃の様子(筆者提供)
 

それでも、テレ朝の「モーニングショー」を筆頭にTVや新聞・雑誌、そして何より行政が1年以上にわたって恐怖を煽り続けた成果として、この街にも「マスク圧力」は確実に存在する。そしてこの圧力は、都会・田舎を問わず、日本全国津々浦々に浸透している。

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