「制服を盗め」「盗撮しろ」…性犯罪に加担させられる妻たちの「深すぎる苦悩」

阿部 恭子 プロフィール

ふたりはSNSを通して知り合い結婚に至った。香菜は仕事で大きなストレスを抱えており、悩みに寄り添ってくれたのが和也だった。和也は当時学生で、時間が自由になることから、家では家事を担い、仕事に行く香菜の送り迎えをしていた。

ふたりが結婚したのは、和也が二度目の事件を起こした直後だった。香菜は、和也が未成年者へのわいせつ行為で逮捕された過去があることは知っていた。

「最初の事件は、被害者の女の子もSNSで知り合った子で、和也が悩みを聞いてあげていたんです。すごく頼られていて、突き放すことができなかったみたいで……」

随分と都合の良い言い訳に感じるが、香菜に疑う様子はない。さすがに、二度目の逮捕では、和也も言い訳ができなかった。電車の中で、女子高生のスカートの中をスマートフォンで盗撮したのだ。それでも香菜は、なぜ結婚に踏み切ったのか。

 

「結婚すれば変わると思ったんです。父親になればそんな馬鹿な事しないだろうって……」

ところが、和也の犯行はさらにエスカレートした。香菜と和也は、常に行動を共にしているが夫婦生活は全くなかったのだ。

「私は母親のような存在だからセックスはできないといわれたんです。子どもが欲しくなったら、その時は考えるって……」

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