2020年にスタートした、洗って繰り返し使用できる吸水ショーツ「Nagi(ナギ)」や身体を温め巡らせる美温活ショーツ「On de miu(オンド ミュウ)ビューティーショーツ」など、いま新しい価値観を提示する下着業界が盛り上がりをみせています。日本ならではの解釈で進歩を遂げる下着について、お2人にお話ししていただきます。

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本日のテーマ: 時代を映すアンダーウェア
Lesson1 ミレニアル世代から広がる新しい価値観
Lesson2 日本の細やかさを体現した吸収ショーツ
Lesson3 時代を先取る下着業界

Lesson1
これからの下着はセクシーさ優先ではなく、
女性が可愛いと思えることが重要

中野 2019年、かつて人気を博したVictoria's Secretが店舗を多数閉め、恒例だったショーを中止するなど、女性の下着業界はここ数年で激動しています。いままで主流とされてきた、男性目線でのセクシーな下着というものは、今の時代の要求に応えていないのかもしれない。代わりに浮上しているのが、吸水ショーツのNagiや、海外ブランドだとKnotty Knickersなどセクシーさを排除した下着。高価で美しく、人の目を、特に男性の目を楽しませるような下着はいらない。そんな動きがミレニアルズを中心に広がっているように感じます。

生理中にナプキンなしで使用できる吸水性のあるサニタリーショーツ。従来の生理用ショーツは経血が目立たない黒やネイビーなどが多いが、Nagiには気分の上がる明るいカラーが揃う。

——「Nagi」は、日本語の「凪」からきており、「生理期間でも凪のように、穏やかな日々を過ごせますように」という意味が込められているそうです。1枚でおよそナプキン6枚分の吸水量(60ml)があり、フルタイプはおよそナプキン10枚分の吸水量(105ml)がありながら、見た目も野暮ったくなく、おしゃれなカラーリングとミニマルなデザインが今どきです。Knotty Knickersはどのようなブランドなのですか?
中野 カナダをベースに24歳の女性2人が2017年に起業したアンダーウェアブランドです。ここは下着のサブスクリプションでとても勢いがあり、2021年初めの時点で、会員が約20万人に到達しました。インクルーシブな姿勢で、肌の色や体型、ストレッチマークなどの修正を行わず、ありのままの姿のモデルをビジュアルで見せる。そういったPRにより、多くの女性が私は疎外されていないという感情で安心してサブスクを続けるという仕組みです。このブランドビジュアルに、完璧なスタイルのモデルは1人もいない。これが逆に好評でファンが増えている。触発されて、Victoria's Secretも少しぽっちゃりとしたモデルを起用し始めました。男性目線を意識したセクシーさ優先ではなく、女性が可愛い、素敵と思えるデザインが特徴です。

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——ただ男性を排除するのではなく、様々な女性が自由に下着を楽しんでいるのですね。
中野 そうですね。私は使ったことはないですけれども、価格は安くて上質だそうです。
森岡 どちらもクリーンな雰囲気がありますね。