世界的現象となった『鬼滅の刃』の大ヒット、データから見えた「これだけのこと」

小新井 涼 プロフィール

また、2020年の年明け以降特に顕著だったのが、アニメや漫画に関係のない一般雑誌や新聞記事で、本作が取り上げられる機会が増加したことです。

表3でまとめたように、「ViVi」や「セブンティーン」といったファッション誌から、「週刊女性」や「週刊朝日」、「FLASH」や「AERA」といった週刊誌、「日経トレンディ」など、幅広いジャンルの一般誌で『鬼滅の刃』というタイトルが確認できました。

 

特筆すべきは、年明け以降の新聞への掲載数の急激な増加です。アニメ放送開始から2019年末までは、本作『鬼滅の刃』がタイトル・本文中に含まれる新聞記事は143件でしたが、2020年は10月末時点で既に2186件となっていました。

こうしたことからも、本作のブームが単なるトレンドではなく、年明け以降はあらゆる分野の幅広い層から興味関心を集める社会現象と化してきていることが窺えます。

同時に、年明け以降のこうした一般メディアでの露出の増加は、こうした機会がなければ『鬼滅の刃』というタイトルや存在自体も知らないまま過ごしていたであろう、より広い層にまで、本作とその人気を周知させる機会にもなっていたことでしょう。

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