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『鬼滅の刃』ブームとは何だったのか…アニメファン以外からも絶大な支持を得たワケ

もはや国民的コンテンツとなった『鬼滅の刃』。漫画、アニメ、映画と大きな盛り上がりを見せましたが、なぜ大ブームと化したのか。『鬼滅フィーバーはなぜ起こったか? データで読み解くヒットの理由』よりアニメコラムニスト・小新井涼さんの分析を紹介する。

アニメ放送の中盤以降に火が付いた『鬼滅の刃』ブームですが、そのブームをさらに勢いづかせた最初のタイミングが、“アニメ放送終了後から2019年の年末”にかけての時期でした。

“アニメ化をきっかけに人気があがる”だけならば、それは漫画原作の作品においては極めて一般的な出来事です。しかしそれでも、盛り上がりのピークはアニメ放送中から放送終了直後までで、その後は徐々に落ち着きを見せ始めるのが普通でした。

ところが『鬼滅の刃』は、アニメ放送終了以降3ヵ月のこのタイミングで、累計発行部数がアニメ放送中以上のとんでもない伸び(アニメ放送中:500→1200万部、放送終了後から年末:1200→2500万部)をみせたのです。

ブームの火付け役となったアニメが放送を終えたにもかかわらず、そこで生まれたブームをさらに勢いづかせることになったこのタイミングには、一体どのような出来事があったのでしょうか。

 

原作関連の話題にも火が付く

アニメの放送が終わった10月以降からは、それまでと比べて、特に原作関連のニュースが話題になることが増え始めました。

最初に注目を集めたのは、アニメ放送終了後すぐの10月4日に発売された原作第17巻と、小説版「片羽の蝶」に関する話題です。新刊発売に合わせて関連ワードがSNSで続々とトレンド入りをしたのですが、話題となった一因に“店頭で完売が相次ぎ、全国的な品薄状態となっていた”ことがありました。

これまでは発売日に問題なく購入できていたコミックスがなかなか買えないこの事態は、アニメ放送を経た本作の人気の高まりを、原作ファンが益々痛感した出来事でもあったと思います。

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