『16th〜That's J-POP〜』(初回生産限定盤)

つんく♂の歌詞世界はかつてない高みに…モー娘。新アルバムが「That's J-POP」である理由

モーニング娘。'21のニューアルバム『16th ~That's J-POP~』がリリースされた。

先日放送の『中居正広の金スマSP』(TBS系)での現役メンバーとOGメンバーの共演も話題になった同グループだが、メンバーの卒業と加入をくり返しながら24年間進化し続ける彼女たちの16枚目の最新作について、その魅力に迫るべくレビューする。

『16th〜That's J-POP〜』(通常版)

歴代最長の発売インターバル

2017年リリースの前作『⑮ Thank you, too』から今作『16th ~That's J-POP~』までには3年3ヵ月25日の間があり、これは歴代最長である。前々作『14章 ~The message~』から前作までの間も3年1ヵ月7日でそれまでの最長記録だったのだが、これを上回ってきた。

前作から今作の間には、ミニアルバム『二十歳のモーニング娘。』(2018年)やベストアルバム『ベスト! モーニング娘。20th Anniversary』(2019年)のリリースがあったので、そこまで間が空いている印象もないのだが、オリジナルアルバムとしてカウントすると久々のリリースということになる。

前作から今作の間では、2017年から2018年にかけて工藤遥・尾形春水・飯窪春菜が卒業し、2019年に15期メンバーの北川莉央・岡村ほまれ・山﨑愛生が加入するという変動があった。今作には15期3人が加わってから初のアルバムという側面がある。

モーニング娘。'19、台湾でのライブ風景(2019年6月)。この後、15期メンバーが加わった〔PHOTO〕gettyimages
 

つんく♂色濃いアルバム構成

収録曲を見てみると、全15曲中、既発表シングルは7曲で、ライブ先行披露曲が1曲。残り7曲がアルバム用新曲で、そのうち全員曲が4曲、4~6人の選抜メンバーで編成されたユニット曲が3曲となっている。

2曲の例外をのぞき、ほぼ全曲の作詞作曲を手がけているのは、つんく♂。参加している編曲者も大久保薫(6曲)、平田祥一郎(4曲)、江上浩太郎(3曲)、鈴木俊介(2曲)という、ハロプロファンにはおなじみの顔ぶれだ。

つんく♂はモーニング娘。およびハロプロ各グループの総合プロデュースをほぼ一手に引き受けていたが、2014年にその職を辞し、以降はサウンドプロデュースのみを担当している。

モーニング娘。以外のハロプログループへの楽曲提供は激減したが、モー娘。のみは引き続きほぼ全曲をライティング。つんく♂色がアルバム1枚丸々充満しているのはモー娘。作品のみという状況になっている。

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