# 科学

物理学界に衝撃…「宇宙の秘密」を解くかもしれない「ノーベル賞級大発見」の中身

物理界の根幹を揺るがす「大発見」
佐藤 瑶 プロフィール

ワクワクする

1936年にミューオンが発見された当初は何の役に立つのか検討もつかなかった。むしろ理論を複雑にする厄介者とさえ考えられていた。ノーベル物理学賞を受賞したイジドール・イザーク・ラビは「誰がそんなものを注文したんだ!」と中華料理屋で叫んだといわれている。

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発見から85年の時を経た今では、ミュオグラフィのように私たちの生活に役立てられている。兄弟である電子も発見当時は使い道がなかったが、私たちの生活は今や電子機器に支えられている。

素粒子物理学の実験は世界最先端の科学技術によって行われるため、その中で技術革新が生まれる場合もある。WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)もはじめは素粒子実験のデータを共有すること目的で発明されたものだ。しかしそれらはあくまで副産物で、素粒子物理学者は皆ワクワクする発見を目指して研究している。

新しい物理法則が発見されたとして、それを私たちの生活にすぐ役立てるのは難しいだろう。しかし100年後には、「素粒子物理学を発展させてくれてありがとう」と、私たちの子孫が言ってくれるかもしれない。

「役に立つ」とは今を生きる私たちだけでなく、未来の子どもたちを含めた人類に向けた言葉であるべきだと思う。それが何年後になるのか、何に使われるのかわからなくても素粒子物理学は「役に立つ」学問であると信じている。

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