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世界的知見による『新型コロナウイルス』に立ち向かうための心得

疫病と人類知(1)
医師であり公衆衛生学の研究者であり、社会的つながりを解き明かしたネットワーク科学の先駆者である知の巨人、イェール大学ヒューマンネイチャー・ラボ所長ニコラス・クリスタキスによる疫病と”人類知”の攻防を描いた『疫病と人類知 新型コロナウイルスが私たちにもたらした深遠かつ永続的な影響』。
今、もっとも求められた世界的権威による最高の知見から、抜粋してお届けします。人類は数々の疫病と戦って歴史を紡いできた。わたしたちは「希望」を必ず見いだせる!>これまでの連載はこちら

『新型コロナウイルス』がもたらした破滅

人類はこれまで、医学、公衆衛生、通信、技術、科学において進歩を遂げてきたが、今回のパンデミック(感染症の世界的大流行)は、過去のパンデミックに劣らぬほどの破滅をもたらしている。

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誰にも看取られずに亡くなる人たち。愛する家族に別れを言うこともできず、きちんとした葬儀を執り行い弔うこともできない。生計が破壊され、教育の機会が奪われる。食料の配給を受けるために列を作る。拒絶、おそれと悲しみと痛み。2020年の8月1日時点で、15万5000人を超えるアメリカ人が、そして世界では68万人を超える人々が亡くなっており、この数に含まれていない人も数多くいる。迅速なワクチン開発が実現しようがしまいが、パンデミックの第2波が差し迫っている。

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