「小室圭さん問題」を放置し続ける宮内庁と政治の怠慢をどう考えるべきか

それは政治と国家の使命ではないか

宮内庁はいったい何を考えているのか

4月8日に公表された小室圭氏の文書はA4用紙28枚、うち概要4ページ、本文11ページ、脚注13ページによって構成されています。

小室圭氏の母の元婚約者の男性はこの文書について、「納得できない」とした上で、「内容はひたすら自分たちに非はなく、悪いのは私であるという主張が書き連ねてある。とても誠実な対応とは思えず、強い違和感を持ちました」と『週刊現代』(2021年4月24日号)の独占インタビューに答えています。

元婚約者の男性も当然、あのような一方的な文書を出されてはおとなしく引き下がれません。「言った言わない」の泥仕合になり、火に油を注ぐ結果となっています。

PHOTO=JMPA

この泥仕合に、皇室が巻き込まれるという最悪の状況に陥ることもわかっていながら、宮内庁はまったく事態を掌握できていません。宮内庁は私人の文書発表について関与する立場ではないと考えているのかもしれませんが、そうはいきません。小室氏の文書の中には、眞子内親王殿下の御名前もトップで出ており、皇室に大きく関係する事案であるからです。眞子内親王殿下は小室氏の文書を「理解してほしい」とまで述べておられます。

それにもかかわらず、西村泰彦・宮内庁長官は8日午後、小室氏の文書について、「非常に丁寧に説明されている印象だ」と発言しています。宮内庁は事前に、小室氏の文書について、どこまで把握していたのでしょうか。

宮内庁は文書が公表される前に、小室氏に付いている担当弁護士と擦り合わせをした上でゴーサインを出したという見方があります。事前に把握していたならば、なぜ、公表を差し止めるように要請できなかったのか。

さらに、宮内庁がゴーサインを出さざるを得なかった事情があるとする報道もあります。秋篠宮家が小室氏の文書を評価し、公表を認めたことから、宮内庁は秋篠宮家の意向に沿うことを優先し、口出しできなくなったというのです。

真偽のほどはわかりませんが、宮内庁が自らの責任をまったく果たしていないことは間違いありません。「秋篠宮家が小室氏の文書公表を認めた」などという報道が出ること自体が皇室にとって大きな打撃です。

このような報道を阻止することができなかったという事実一点において、宮内庁の危機管理能力は完全に欠落しており、宮内庁長官以下幹部は重大な責任が問われます。さらに、このような宮内庁長官や宮内庁そのものの体質・体制を放置している官邸の責任も問われます。

 

ちなみに、宮内庁長官の西村泰彦氏は元警視総監で、内閣危機管理監をつとめ、2016年、官邸から宮内庁次長として送り込まれました。そして、2019年、 宮内庁長官になります。

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