©︎Norifusa Mita/Cork

なぜ私たちは勉強しなければいけないのか? 「東大合格請負人」はこう考える

東大合格請負人・桜木建二が贈る、1冊10分でインプットの超効率ブックガイド『ドラゴン桜 超バカ読書』(徳間書店)が誕生!その中から「学ぶ目的を考えるための3冊」を特別公開!

およそ10年前のことだ。オレは縁あって偏差値30の龍山高校の再建を託された。

乗り込んですぐに東大受験クラスをつくり、希望してきた生徒をスパルタ式で徹底的に鍛えた。

それで、1年で東大合格者を出した。

学校は軌道に乗り、順調に合格者を増やしていった。オレは安心して学校の現場を離れた。本業は弁護士だからな。そっちの仕事も忙しいんだ。

 

ところが……。言わんこっちゃない。

ここへきて、龍山高校の東大合格者がゼロになってしまった。

まったく困ったもんだ。それじゃウチの弁護士事務所の評判にもかかわる。オレはもう一度、生徒たちに直接コミットすることにした。

それでさっそく全校集会の場で、生徒と教員に活を入れてやった。

「オレが帰ってきた目的はただ1つ。君たちを東大へ合格させるためだ! ツベコベ言わず、東大へ行けっ!」

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だが、反応は薄い。いまや中堅校となった龍山高校には、平均的な家庭で育った素直でいい子ばかりが集まっている。

まあそれは織り込み済みだ。オレはかまわず説いてやった。

「グダグダ言ってんじゃない! 考えるな、動け! 行動するヤツだけが勝つんだ!」

大半の者には響かなかったようだが、それでいい。いつの時代も、行動に移そうとする人間は、集団の中でごくわずかしかいないものだ。

案の定、わずかながらだが、新設した東大専門コースの門を叩く者はいた。

早瀬菜緒と、天野晃一郎。

ふたりいれば上々だ。それぞれ「頑張れる人になりたい」「考えずに動いてみたい」というのが、足を運んだ理由だという。

いい動機だ。いや、内側から湧いた動機なら、理由はなんだっていいのだ。

とにもかくにも、自分で動き出す勇気こそ重要なんだ。天野と早瀬のように、思い立ったらすぐ具体的な行動に移せ。

学ぶ目的や目標設定のしかたがわかり、きっと行動につなげられる本を以下に挙げておく。

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