大嫌いなアイツの「心無い言葉」が頭から消えない…注意障害の想定外すぎる症状

発達障害=「無理ゲー世界」体験記・2
鈴木 大介 プロフィール

それにしても、やはりつくづく思うのは、一般的にはただ「集中力がない」「気が散りやすい」といった文脈で理解されている注意障害が、努力や根性でなんともならない「不可能の域」の障害だということを、定型発達者に理解してもらうことの難しさだ。

始末が悪いのは、単に「気が散りやすい」状態であれば、定型発達の人間だって日々の生活の中で何度も経験するということ。

だからこそ、非定型発達の当事者にとっての「気が散る」が、「散った先に注意が固定されてびくともしない」「そこに気を散らせていては駄目だと分かっていても、なまなかの努力では注意を正しい位置に戻せない」レベルだとは、定型発達者は思いもしない。「誰にでもよくあることじゃないの?」「まさかそこまでとは」と思われている。

 

まさにこれ。

起きていることは別物レベルにもかかわらず「この違い」を無視され軽視され、定型者にもあることと同一視されていることが、非定型発達者の悲劇であり、彼らが周囲から理解されず、だらしないとか落ち着きがないとかの文脈で否定を浴びてしまう、根本的な理由なのだ。

ということで序盤から熱量すごくて申し訳ないが、今回はこの注意のゴリラグルーについてもう一つ、僕自身が当事者となって激しく「こんなん聞いてないよ!!」と思った特性について、その異世界感を描いてみるところから始めたいと思う。

その特性とは、「ネガティブ感情へのゴリラグルー」だ。

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/