『Newポケモンスナップ』から見る、「撮ってSNS」という今のゲームの遊び方

ただ「遊ぶだけの時代」はもう終わった

「ゲームを遊ぶ」という言葉を聞くと、テレビ画面の前でひとりの人間がコントローラーを持って、黙々と遊んでいるようなイメージを持つかもしれない。もちろんひとりでどっぷりと浸かるのも楽しいが、いまは必ずしもそういう時代ではない。むしろ、ひとりで遊ぶゲームでも誰かと繋がりうる時代なのだ。

SNSでゲームの話題を覗いてみると、さまざまな作品のスクリーンショット(画面写真)がたくさん投稿されている。おもしろいシーンに遭遇した瞬間、あるいはレアなアイテムを手に入れた記念すべき場面、もしくは友達と遊んだ様子を記録していたりと、とにかくスクリーンショットや動画であふれているのである。

『あつまれ どうぶつの森』(2020年)  本作のように、スクリーンショットを撮影する機能が付属したゲームも今や珍しくない
 

普段あまりゲームを遊ばない人は「ゲームの画面を撮っておもしろいのだろうか?」と思うかもしれないが、これはたとえるならば旅行先で写真撮影をするようなものである。ゲームはプレイヤーが操作して楽しむものであり、人によって体験の差が出るため、それを撮影する価値がある。何より同じ被写体でも、どう撮影するかで見え方が大きく変化するのだ。それこそ写真やホームビデオのように。

ゲームというジャンルは非常に進歩が速い。作品そのものの内容も進化するし、ゲームをどう遊ぶかも変化していく。いまはスクリーンショット撮影がすっかり人々に馴染み、「ゲームを撮る時代」になっているといえるだろう。

実はずっと存在した「ゲームを撮りたい欲望」

かつてゲーム画面を撮影する必要があったのは、ゲーム雑誌の編集部などごく一部であった。ファミリーコンピュータの時代はカメラで直接撮影したり、もう少し後になるとビデオプリンターで映像を印刷していたようで、つまり特殊な準備やかなり専門的な機器が必要だった。これでは一般に広まりようがない。

その潮目が変わりはじめたのは2000年ごろで、本格的にゲーム画面の撮影が一般に馴染んだのは2012年ごろなのではなかろうか。というのも、時代が変わっていくにつれて一般人でも撮影しやすくなり、しかも撮影したものを掲載する場所ができたのだ。

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