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小池百合子知事と大新聞が使う「気のゆるみ」という言葉、その「いやーな感じ」

「上から目線」で言える立場ですか?

あなたに言われたくない

その口調は力強く、静かな怒りに満ちていた。

「飲食業界は組織化されておらず、良く言えば政治としがらみがない。だから餌食になってしまいやすいんです。政治が何かをやっているというアピール作りに使われてしまったという面はあります」

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そう語るのは、『権八』『カフェ ラ・ボエム』などを展開する『株式会社グローバルダイニング』(以下、グローバル社)社長の長谷川耕造氏だ。東京都のコロナ対策に異を唱え、戦いを繰り広げていながら、表情から疲労は感じられない。

3月18日、東京都は営業時間の短縮要請に応じていない飲食店27店に対し、新型コロナ特措法に基づき時短営業の命令を出した。うち26店がグローバル社の店だった。

「狙い撃ち」された同社は営業の自由などを侵害されたとして、都を相手どって訴訟に踏み切ったのだ。本誌の直撃取材に対し、長谷川氏が語る。

「政治家が選挙を意識して行動することは否定しませんが、やられたほうは納得がいきません。政治家が『気のゆるみ』という言葉を使っているのをみると、『あなたたちには言われたくない』という思いはあります」

 

緊急事態宣言は解除されたが、東京や大阪を中心に新規感染者数は不気味な増加が続いている。

そんななか小池百合子都知事がやっているのは、グローバル社などの飲食店の「吊るし上げ」。そして、ある言葉を多用してしきりに警告を発している。それが「気のゆるみ」だ。

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