2021.04.28
# 貧困

「ナプキンくらい買えるでしょ」…経済的支援で「生理の貧困」が解決すると思っている人の大間違い

ヒオカ プロフィール

親だからといって理解がある訳ではない

生理の貧困の要因として、はじめは経済的理由だけを想定していたが、当事者の話を聞く中で、それ以外にも以下のような要因が見えてきた。

1. ネグレクトや虐待、生理ヘイト

2. 男性(父親・夫)の生理への無知・無理解

3. 性教育の不足、知識不足

1について、母親が身の回りの世話をしてくれなかったため、生理用品が手に入らなかった、というネグレクトなどが絡んでいるケースなどがある。

中には初潮を迎えたことがわかると「けがらわしい」などと暴言を吐かれた上で、経済的余裕があるにも関わらず、十分な生理用品を与えられなかったという人もいた。

第二次性徴に対して、嫌悪感を抱く親のエピソードはいくつか寄せられており、私はこれを「生理ヘイト」と名付けている。貧困家庭でもなく、身なりなど外見に表れにくいので、周囲から気づかれにくい。

photo by iStock
 

2のような父子家庭の場合、父親が生理用品を用意するという概念がそもそもなく、また異性であるがゆえに本人も恥ずかしくて言い出せない、というケースがある。

もちろん年頃の娘に生理が来ることを想定し、用意する父親もいるだろう。しかし、男性が生理について知らなくても生きていける社会で、その想定ができない父親がいるのも事実だ。

また、1日に必要なナプキンの量を知らない、量を調整できると勘違いしている男性のエピソードもたくさん寄せられており、夫が生理用品を十分に買わせてくれなかった、という方もいた。

男女別の性教育の弊害が浮き彫りになった一例といえるだろう。

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