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『ラブジェネ』から24年…主演オファーが絶えない「松たか子」とは何者なのか?

ドラマ「大豆田とわ子」も話題沸騰
木村 隆志 プロフィール

映画と舞台で培った胆力と爆発力

松本白鸚を父に持つ名家の出身ではあるが…/photo by gettyimages

過去を振り返ると、松は連ドラ出演のペースを落とした2000年代以降、主戦場を映画と舞台に移していた。今でも『ラブジェネレーション』や『HERO』のイメージが強い人には意外かもしれないが、松の強みは映画や舞台で培った胆力と、それをベースにした爆発力にある。

自然体で力の抜けたふだんの佇まいから、作り手の仕掛けによって感情を解放させたときの落差は凄まじい。松の舞台を見れば、清楚な女性の役が多かったころのイメージが吹き飛ぶ人は多いだろう。

さらに、パワーを爆発させるだけでなく、パワーを秘めた状態を感じさせることもできるし、相手のパワーを引き出すポジションにも回ることもできる。

たとえば、『大豆田とわ子と三人の元夫』で元夫役を務める松田龍平、角田晃広、岡田将生の3人は、ここまでひょうひょうとしたキャラクターを見せているが、松と対峙するシーンでは激しい感情が引き出され、引いては俳優本人の技量も引き出されるだろう。

その意味で、人間の業をあぶり出し、強烈なメッセージ性を持つ作品を好む業界の大物たちが、松に白羽の矢を立てるのは必然なのかもしれない。

 

1990年代に活躍したアラフォー、アラフィフ世代の女優たちは、その後もドラマが主戦場であり続ける人が多い。また、映画と舞台中心に切り替えた女優は、松ほどドラマに出演できていない。

つまり、松のようなスキルと経歴を持つ女優は少なく、大物たちがオファーを出すのは当然なのだ。これだけの大物たちから評価されているのだから、玄人ぶりたい人は「松の演技はいいよね」と言っておくのも1つの手である。

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