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『ラブジェネ』から24年…主演オファーが絶えない「松たか子」とは何者なのか?

ドラマ「大豆田とわ子」も話題沸騰
木村 隆志 プロフィール

「名家の令嬢」と「クセ女」のギャップ

松を語る上で、まずふれておかなければいけないのは、大物たちからの評価。今春の『大豆田とわ子と三人の元夫』は、業界トップクラスの脚本家・坂元裕二の3年ぶり連ドラ復帰作であり、2017年の『カルテット』(TBS系)、昨年の単発ドラマ『スイッチ』でも2人はタッグを組んでいた。さらに言えば、坂元は松のデビューシングル『明日、春が来たら』の作詞も手がけている。

映画では、『四月物語』『ラストレター』で岩井俊二監督、『小さいおうち』で山田洋次監督、『告白』で中島哲也監督、『夢売るふたり』で西川美和監督らの作品で主演を務めた。ディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』でのエルサ役は説明するまでもないだろう。

『アナと雪の女王』エルサの歌声は日本中の人々の心をわしづかみにした/photo by gettyimages

舞台では、父・松本白鸚の作品はもちろん、蜷川幸雄、串田和美、野田秀樹、長塚圭史、ケラリーノ・サンドロヴィッチら大物演出家の作品で主演を務めてきた。その他でも、小田和正から毎年のように特番『クリスマスの約束』(TBS系)に招かれるなど、音楽業界の大物たちからも寵愛を受けている。

なぜそこまで大物たちから愛されるのか。ある映画監督に話を聞いたとき、「とんでもない名家のお嬢さんなのに、どこにでもいる普通の女性も、秘密や闇を抱えた女の役もハマるところが面白い」と言っていた。

確かに1990年代に多かった「清楚な女性」「王道のヒロイン」というイメージの役は徐々に消え、むしろ最近ではクセの強いキャラクターばかりだ。

今回の『大豆田とわ子と三人の元夫』で演じる主人公・大豆田とわ子も、「3度も結婚に失敗したほか、突然社長になる」というクセの強い役柄。20日放送の第2話でも、豪快な寝グセをつけ、イヤホンをうどんの汁に落とし、ソファにコーヒーをこぼし、最後には誤解から警察に連行されてしまうなどの残念なシーンを連発していた。

脚本を手がける坂元も、現場の演出家たちも、そんなクセの強い松の演技を好んで引き出そうとしているのではないか。

 

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