アニメ「鬼滅の刃」公式サイトより

「鬼滅の刃学会」に行ってみた! マンガ/アニメ研究の最前線が奥深すぎる

大人気作品を “縦横無尽”に分析する
※この記事は『鬼滅の刃』に関するネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。

先月19、20日にオンライン上で『鬼滅の刃』国際シンポジウムなるものがあった。冗談ではなく、世界中の研究者たちがアニメ/マンガ『鬼滅の刃』を真面目に論じるというその国際シンポは、早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科によるもの。

 

スウェーデン、英国、フランス、米国、フィリピン、日本在住の海外出身の研究者十数名と、日本人研究者2名が参加し、最大17時間の時差もなんのその、まる2日間熱い議論が交わされた。筆者も発表者の1人として参加したのだが、海外の研究者の視点は非常に面白かった。発表があったのは

・パンデミックとアニメーションを歴史的に概観する研究
・日本でも話題になった劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』の大ヒットを、ディズニーやハリウッド映画などのビジネスモデルと比較した研究
・TVアニメ『鬼滅の刃』に登場したヒノカミ神楽を音楽学から論じる研究
・全国で創出、発見される『鬼滅の刃』の「聖地」の研究
・マンガ表現学の見地からみたアニメ『鬼滅の刃』におけるちびキャラ化(各キャラクターが約二頭身にデフォルメされること)の研究

など、どれもワクワクするものばかり。

海外の研究者ならではの視点

中でも筆者が興味を持ったのは、マンガ単行本の装丁や、本編とは異なるところで展開される「おまけ」の機能についての研究だった。単行本になった時、話と話の間であいたスペースに、作者が読者へのメッセージや描き下ろしコンテンツを入れることが多々ある。

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