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アメリカか中国か…日米首脳会談で菅首相が迫られる究極の「二者択一」

俄かにキナ臭くなってきた

台湾上空を西から東へ飛行

俄かに台湾海峡周辺がキナ臭くなってきた――。4月16日午後1時30分(米国東部時間・日本時間17日午前2時30分)、菅義偉首相とジョー・バイデン大統領の日米首脳会談が開催される。菅・バイデン会談の主要テーマが「台湾有事」に関するものであるからだ。

緊迫する現下の台湾情勢のお浚いをする。4月5日、中国空軍戦闘機「殲-10」8機、同「殲-16」1機、対潜哨戒機「運-8」など計10機が台湾南西部の防空識別圏(ADIZ)に侵入、9日は「殲-10」、「殲-16」など11機、さらに12日には「殲-16」14機、「殲-10」4機、爆撃機「轟-6」4機、対潜哨戒機「運-8」2機など計25機がADIZ内への領空を侵犯した。同日は何と「轟-6」が台湾上空を西から東へ飛行し南東部まで進出したのである。

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25機は台湾国防部が昨年9月にADIZに侵入した中国空軍機の動向を公表するようになってから過去最多となった。それも4時間に及ぶ侵入は繰り返し行われたものであり、明らかに台湾への武力挑発である。

一方、中国海軍の台湾東部周辺海域での海上訓練・牽制行動もまた際立っている。5日にじ空母「遼寧」はミサイル駆逐艦など5隻の随伴艦とともに同海域で海上訓練を行った。先立つ3日には同艦船はわが国の沖縄本島と宮古島の間を通過、太平洋に南下して台湾周辺海域に至った。

中国共産党機関紙『人民日報』の傘下にある英字紙『環球時報』(5日付)によると、米第7艦隊(司令部・横須賀)所属のミサイル駆逐艦「マスティン」が3日に東シナ海に入り、長江(揚子江)の河口付近まで接近したことへの対抗であるというのだ。

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