4月9日にYouTube「バービーちゃんねる」で結婚を発表し、翌日のTBSラジオ「週末ノオト」では改めて結婚の喜びを生報告し、気になるお相手や出会いについて説明したフォーリンラブのバービーさん。このFRaU web連載「本音の置き場所」は毎月27日更新ですが、今月は超前倒しで結婚についてたっぷり綴っていただきました。

同日に配信の「結婚三部作・前編(「バービーが「吉瀬美智子好きな会社員の彼」と結婚することを決めた理由」)」では、旦那さんとの出会い、交際・結婚に至る経緯などを詳細に綴ってもらいましたが、この記事では、約2年にわたって話し合ってきたという結婚に対するお互いの価値観や懸念点、日本の婚姻制度について、そして話し合いの末、2人が出した結論についてお伝えします。

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結婚について2年話し合ってきた

結婚というシステムに憧れのなかった2人だが、話し合いを放棄することなく、納得するまで膝を突き合わせられたことは、この決断をする自信になった。話し合いは、平行線のまま、約2年が経った。2年も経てば、そろそろ飽きてくる頃だが、お互い頑固でディスカッション好きな性格。旅先で、お風呂場で、スーパーで、まるで学生弁論大会かの如く、私たちはよくディベートをした。

写真提供/バービー

彼の言い分はこうだ。
●素敵な名前を変えてもらうのは忍びない。でも、男性が改姓するのは社会的ハードルが高い。
〜彼の周りでも、女性側の姓に統一したカップルがいるらしいが、やはり格好の暇つぶしの材料になるらしく、飲みの席で色々と言われているのを聞いたことがある。

●結婚といえば、法律婚しか考えたことがなかったが、結婚にまつわるジェンダー問題には共鳴する部分があるので、事実婚もいい。ただ、何かしらのケジメはつけたい。

私のほうは、
●公表することそのものが怖い。既婚女性に向けられる視線は、かなりヘビーなものが一般社会にはある。また、芸人ならばなおさらだ(結婚三部作の第1回目『バービーが勝手にマリッジブルーになる理由』をご覧ください)。

●一緒に暮らしていることは、もうすでに私達は夫婦であり、家族だ。愛し合っている事実があるならばそれが全てで、形を設けようとすれば、愛の形骸化が起こるのは、色んな先輩夫婦の実例がたくさんあるではないか。好き同士で結ばれたはずなのに、まるで重い鎖で繋がれ、逃げることのできない地獄みたいに結婚生活を語る人は少なくない。
~気持ちだけで繋がれていたほうが、愛情の本質を見失わずにいられるのではないか。そう思っていた。特に、男性が休まず働き、家計を担うべきという空気感がある日本の社会において、出産、育児、介護と家庭内の負担は女性側にかかりやすい。

●姓をどちらかにするのは、平等を期すために、ジャンケンかあみだくじにしよう。
 
ちなみに、お互いの両親については、全く問題にあがらなかった。特に、私の父に関しては、「フランス婚とかでいいんじゃない?無理しなくても」とまで言っていた。ちなみに、フランスにも姓を同じくする人はいる。

色々な価値観についての議論が加熱してきた昨今、どんな層にも過激派がいて、子どもを見据えての結婚であるからこそ、家族に危害が及ばない形にしようとも思った。大勢の人に知って頂いているからこそ、諦めたものはある。

自分ひとりなら、少数派だろうが、多少攻撃されようが、正面からかかってこいよ!なのだが、私の仕事とは関係のないパートナーや何も知らないまっさらな子どもにリスクをかけるのは忍びない。 

写真提供/バービー