菅義偉首相[Photo by gettyimages]

コロナ第4波が到来…ここにきて、各所から東京五輪・中止論が噴出している!

5月半ばには感染のピークを迎えるか

「本末転倒」だった宣言解除

新型コロナウイルスの感染が全国で急拡大している。政府対策分科会の尾身茂会長は4月14日、衆院厚生労働委員会で「第4波に入っているのは間違いない」と語った。これで、7月の東京五輪・パラリンピックは開催できるのだろうか。

政府対策分科会の尾身茂会長[Photo by gettyimages]
 

新型コロナの感染が拡大するのは、首都圏の緊急事態宣言を3月21日に解除した時点で、ほぼ確実だった。ワクチンの接種は2月17日から医療関係者を対象に始まっていたが、本格的な接種には程遠く、とても短期間での感染抑止効果は期待できなかったからだ。

そうであれば、2月5日公開コラムで指摘したように、対策は3密回避など人為的な手段に頼るほかなく、感染抑止を最優先に掲げるのであれば、緊急事態宣言は解除ではなく、継続が正しかったはずだ(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79937)。だが、政府は宣言を解除した。経済面への悪影響を心配したためだろう。

あるいは、もしも「東京五輪があるから、感染が止まっていない証拠になる緊急事態宣言は続けられない」と考えたのだとしたら、まったく本末転倒だ。それは「見たくない現実は見ない」のと同じである。「感染を止めなければ、五輪は難しい。止まっていないのであれば、止めるために宣言を続ける」のが、本来の政策である。

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