この6年で分かった…!発達障害児の子育ては、やっぱり「療育をしない」が正解だった

自閉症がっちゃん(7)巣立つ

11人の子供たちが巣立った

先週は自閉症の息子がっちゃんの絵画展『byGAKU』にご来場いただいた方々には感謝である。大盛況のうちに無事終了し、今週からさっそくGAKUは次の仕事に向けて準備を始めている。

今回は卒業式や入学式がある春ということで、アイムの卒業式について話しておきたい。GAKUの創作活動の横でアイムの福祉活動がある。

今年のアイムの放課後デイの卒業生は11名と最多であった。実に中学1年生の時にアイムに入ってきた子たちが、高校を卒業していくのだ。

去年の春には息子であるがっちゃんを含めた3名が卒業している。これはアイムの活動において一つの節目となった。なぜならアイムに通って行った学生が高校を卒業して放課後デイを去るのは始めてであったからだ。

今回はたくさんの生徒が卒業するので、なんか一つの章の区切りがついたような気がした。そしてこれはアイムのスタッフにとっても、生徒の家族にとってもいろいろな苦労を乗り越えてきた成果ともいえる。

 

教室に集まった卒業生と保護者たちみていて、アイムの初期の時代を思い出した。

ちょうどこの顔ぶれからアイムの放課後デイが始まったのだ。やはり初期の頃の生徒は私にとっても個人的に印象が深い。と同時に、彼ら自身が「療育をやらなかった結果どうなったか」を体現してくれている。卒業生たちの姿は、彼らに続く後輩たちにとっても一つのみちしるべとなる。

小さな積み重ねで大きく成長

今回の卒業式でスタッフの驚きだったのは、11人の卒業生たちがちゃんと大人しく座っていたことだ。というのも彼らが6年前にアイムにやってきた時は、みんな多動症だし超マイペースだった。

そんな生徒たちがちゃんと自分の順番を待って、一人ずつ挨拶の言葉をみんなに発表してくれたのには驚いた。

この春アイムを卒業した子供たち

実はアイムの初期の生徒はグレイ(知的障害の薄い高機能と呼ばれる)の生徒が少なかった。最初の生徒がバリバリ自閉症の我が息子であるがっちゃんだったので、それを基準としてか、かなりユニークでエッジの効いている生徒たちがやってきた。

そんな自閉症度合いの強い彼らが、高校を卒業してどんな進路を歩むのかには関心があった。

蓋をあけてみたら、案外と特例子会社へ行く卒業生が多くいて驚いた。特例子会社とは、障害者の安定した雇用を守る配慮がなされている会社のことで、厚生労働省が決めた厳しい基準をクリアしなければならない。たいていは大企業が親会社となっているから、一般入社した人材と変わらない福利厚生を受けられることのほうがおおい。

ただし、採用枠が少ないため「特例子会社へ行く」というのは結構ハードルが高い。そう考えると優秀な卒業生たちだ。

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