エヴァという現象の中にいられる最後のチャンス

肝心な完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』の出来栄えはといえば、既に各所で絶賛されているとおり、それはそれは素晴らしい作品でした。
特に、新劇場版で費やされた14年、そしてシリーズを通した25年という歳月が、作品の中にメタ的に盛り込まれており、クライマックスでは、観客それぞれが25年間で体験してきたこれまでの人生と、エヴァンゲリオンの世界が溶け合うような不思議な感覚が体を駆け巡ります。

【公式】『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告

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逆に、まだエヴァンゲリオンを知ってから日が浅い人にとっては、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』の本来の面白みや凄みが希薄に感じてしまうかもしれません。
「じゃあ、エヴァンゲリオンをこれから知っていこうとするのは遅すぎるのか」といえば、もちろんそんなことはありません。
むしろ、1日も早く、今日からでもエヴァンゲリオンを見始めることをお勧めします。

映画のキャッチコピーとなっている「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」の言葉どおり、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』をもって、シリーズは完結しました。
つまり、25年もの間、新作のたびに百万人単位でファンを増やしながら続いてきたエヴァンゲリオンという一大コンテンツを、リアルタイムで体感できる最後のチャンスなのです。

今作が完結編であるため、次作を「待つ」という時間は、残念ながらもう体験することができません(今後も待つことがあるとすれば、来年以降のBlu-ray化や地上波テレビ放送でしょうか)。
しかし、作品について「考える」「語り合う」ことなら、まだ間に合います。

株式会社カラーの公式YouTubeチャンネルでは、第壱話「使徒、襲来」と、第弐話「見知らぬ、天井」が無料で配信されているので、まずはスマートフォンで手軽に見始めてみると良いでしょう。
大ヒット中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』はロングラン必至。今からテレビシリーズ、旧劇場版、新劇場版を見直しても、完結編を劇場へ観に行くまでに充分な時間があります。

【公式】新世紀エヴァンゲリオン 第一話「使徒、襲来」

もう二度と起こらないであろうエヴァンゲリオンという「現象」を体験できる最後のチャンス。
それは、来年以降に発売されるであろうBlu-rayや地上波テレビ放送を「観る」だけでは得られない、唯一無二の体験です。
ぜひいっしょに、エヴァンゲリオンという「現象」を楽しみましょう。

そして、さようなら、全てのエヴァンゲリオン。