エヴァンゲリオン25年間の歴史

ここで、エヴァンゲリオンを観たことがないみなさんに向けて、シリーズのこれまでの歴史をおさらいしましょう。

始まりは、テレビ東京系列で1995年10月から1996年3月まで全26話で放映された『新世紀エヴァンゲリオン』でした。このテレビシリーズはNetflixで全話配信されています。

原作は、かつて庵野秀明監督が所属していたアニメ制作会社「GAINAX」の名義でしたが、現在では庵野秀明監督の個人名義、および彼がGAINAXから独立後に立ち上げたスタジオ「カラー」名義となっています。

テレビシリーズで話題を呼んだのが、それまでのテレビアニメと一線を画す斬新な映像表現と、キャラクターの内面をえぐり出すような心理描写でした。
特に、伏線回収を放り投げたと言わざるを得ない未完成で理解し難いエンディングは、今や伝説として語り継がれています。

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この未完成だったテレビシリーズを補完する形で、2年後の1997年3月に『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』がロードショー。
当初は、テレビシリーズ第1〜24話までの総集編となる「DEATH」、25話と最終回26話のリメイクとなる「REBIRTH」の2部構成として制作されるはずでした。
ところが、本作もまた未完成の状態で公開せざるを得なくなったことが封切り前に明かされ、謝罪会見まで開かれます。本編は、25話の前半部分まで描いたところで無理矢理エンドロールが流れる形となりました。

その4ヵ月後の1997年7月、映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が公開。
『シト新生』で描ききれなかった第25話のリメイク「Air」と、最終回第26話のリメイク「まごころを、君に」の2部構成で、物語はようやく終結を迎えます。
しかし、キャラクターが次々に殺されていく過激な残酷描写と、解釈の難解な結末は賛否両論。未完成だったテレビシリーズよりもさらに物議を醸す結果となりました。

上記2本のヒットを受け、翌年の1998年3月には、『シト新生』の本来の姿として再編集された『REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』がロードショー。エヴァンゲリオンにおいて「旧劇場版」「旧劇」と表現される作品です。
この旧劇場版もテレビシリーズと同様にNetflixで観られます。