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# 中国

高級スイス時計が激売れ…中国経済、実は「ひとり勝ち」が鮮明になっていた

経済回復競争、日本は負け組に?

高級品消費の指標、スイス時計

新型コロナウイルスの蔓延は世界経済に大きな打撃を与えている。ところが、新型コロナが最初に確認された中国は、その後、ウイルス拡大の封じ込めに成功。他の国々を横目に、経済は一気に回復基調をたどっている。まさに、中国経済が「ひとり勝ち」の様相を呈しているのだ。

典型的なのは、高級ブランドの時計や宝飾品などの需要。ロックダウン(都市封鎖)などで外出もままならない欧米諸国では、国内外の旅行がストップし、ブランド品の売り上げが激減している。

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ところが、経済活動が回復し、消費も持ち直している中国では、高級品ブームとも言える状況が生まれている。海外旅行などができない分、国内での高級品消費に余裕のある市民たちの資金が向いている、というのだ。

それが端的に表れている数字がある。高級時計の代名詞でもあるスイス時計の全世界向け輸出額を調べているスイス時計協会の2020年の年間統計だ。

それによると、中国(大陸)向けの輸出額は23億9400万スイスフラン(約2800億円)と、2019年に比べて20%も増加。過去最高額を記録しただけでなく、スイス時計の最大の輸出先に躍り出た。

 

全世界向けの輸出額総額は169億8410万スイスフラン(約1兆9884億円)と21.8%も減少しおり、輸出先30カ国・地域のうち、中国、オマーン、アイルランドを除いた27カ国が大幅なマイナスになった。オマーンとアイルランドはもともと輸出額自体が小さく、イレギュラーな数字と言え、まさに中国が「ひとり勝ち」なのである。

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