日本の“出遅れ”がヤバい…じつは中国でもう「無人タクシー」が走り回っていた!

百度(バイドゥ)幹部を直撃した
田中 道昭 プロフィール

ロボタクシーやロボバスなどの自動運転車は「Apolloインテリジェント・ビークル」(知能を持った自動車)と呼ばれ、これらを制御するのは、「インテリジェント・コクピット」、「インテリジェント・クラウド」、「インテリジェント・ドライビング」、「インテリジェント・マップ」の4大ソリューションである。

我々日本人は、自動運転と言えば個体のクルマ一台で、交通と安全性のすべてを賄うと考えがちだがそうではない。システムを使ってありとあらゆるクルマを制御し、交通全体を支配下において安全性の担保を目指すのが、自動運転の本質である。

米テスラも採用した「baidu Map」 Photo/gettyimages
 

たとえば4番目のインテリジェント・マップの「百度地図(Baidu Map)」は、従来のカーナビ用マップとは異なり、3Dマップは自動運転を支える中核的なデジタルインフラであり、交通の全般を制御する上でも欠かせない技術である。

また、店舗やホテルなどの施設の情報が詳細にデータ化されており、クルマから予約も可能。百度地図は中国一のシェアを誇っており、米テスラも中華圏での製品においては、百度地図を採用した。

自動運転のネットワークシステムにおいて、まさに百度は中華圏での覇権を握ろうとしているのだ。

またこれらのソリューションを駆使して今年3月には、広州市と共同で世界初の自動運転MaaS(Ⅿobility as a Service=自動運転モビリティサービス)のプラットフォーム「広州Apollo Park」(広州黄埔区)をオープンさせた。

パークの中にはロボバスやロボタクシーはもちろん、自動運転制御された商品販売や清掃・消毒などの作業車など、計50台余りが配置されている。ロボットや公共自動運転車が縦横に行きし、渋滞知らずの近未来のスマートシティが実装されたのである。

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/