日本の“出遅れ”がヤバい…じつは中国でもう「無人タクシー」が走り回っていた!

百度(バイドゥ)幹部を直撃した
田中 道昭 プロフィール

検索からAIに飛躍した百度の正体

日本では、百度を紹介するとき「中国のGoogle」と説明することが多いが、彼らの事業領域はGoogleを凌ぐ勢いで進化を続けている。検索サービス「百度」によって広告収入を柱に事業を拡大させてきたが、近年、力を注いできたのが「AI」である。

百度のAI事業は二本柱だ。一つが自動運転プラットフォームの「Apollo(アポロ)」であり、もう一つが音声認識の「DuerOS(デュアオーエス)」である。この二本柱がいま、自動車とIoTの分野で、実力を発揮し始めている。

百度は、これまでに培ってきたバックエンドのAI技術である「百度大脳」と「クラウド」コンピューティングをベースに、フロントエンドのAI技術として自動運転プラットフォームの「Apollo」と、音声AIシステムの「DuerOS」に力を注いできた。

「DuerOS」は、人・車両AIインターフェースとして、自動運転プラットフォーム「Apollo」の重要な一部でもある。

 

近年、収益のほとんどをAI開発に注ぎ込んだ百度は、当初こそ株価が低迷するなど批判も多かったが、ロボバスやロボタクシーのように目に見える成果を出したことで期待感が一気に高まった。一昨年から現在にかけて時価総額も4兆円から8兆円の水準に飛躍している。

張社長は「我々の投資が理解され始めた」と意欲を高めていた。3月23日には香港市場にも上場し、新たに31億ドル(約3400億円)を調達したばかりだ。

「Apollo計画」の進化

2020年7月には、世界初となる量産自動運転プラットフォーム「Apollo Computing Unit(ACU)」を発表。9月には自動運転タクシー「Apollo Go」をリリースし、北京市内でロボタクシーの利用が可能となった。

Apollo Goは複数の都市でロボタクシーとロボバスを運用するモビリティサービスであり、昨年12月の段階で、すでに乗客は21万人を超えているという。

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