日本の“出遅れ”がヤバい…じつは中国でもう「無人タクシー」が走り回っていた!

百度(バイドゥ)幹部を直撃した
田中 道昭 プロフィール

百度の海外部門統括・総責任者を直撃!

ロボタクシーを開発した百度は、日本に海外部門の統括拠点を置いていることをご存知だろうか。百度の日本法人であるBaidu Japanの代表の張成煥社長は同時に、海外部門を統括する総責任者の役割を兼務しているのである。

3月25日、筆者はBaidu Japanを訪れて張社長と対談したが、彼の話は、百度が検索企業からAI企業へと大きく飛躍したことを強く印象付けるものだった。

Baidu Japanの張成煥(Charles Zhang)社長 Photo/デジタルシフトタイムズ
 

また、コロナ禍で海外往来が激減した今、特に中国のメガテック企業の動向は日本で得難くなっている。折しも米トランプ政権から激化した米中新冷戦は、バイデン新政権の誕生でさらに混迷を深めようとしている。

筆者としては、政治・経済・社会・テクノロジーのすべてが表裏一体・不可分となっているなかで、現時点において中国企業を取り上げる難しさも痛感している。私自身が人権問題も安全保障の問題もビジネスと無関係であるとは思っていないからだ。

その一方で、コロナ禍で海外の状況が日本に伝わりにくくなっている。また、今年の米国テクノロジーショーCESで中国IT大手が軒並み参加を見送り同テクノロジーショーが“片落ち”となっていたなかで、日本企業に中国企業の進化を伝え、より高い危機感と問題意識をもってもらいたいという使命感は高まっていた。

そんな中で、百度本社海外部門統括 総責任者で日本法人トップでもある張社長が筆者の使命感にご賛同いただき、今回の企画が実現したことを本当に有難いことであると思っている。百度側としても、現時点で対外的にテクノロジーの進化を誇示することよりは、ローキーで慎重な広報戦略で行くことを最重要視しているなかで、今回の張社長への取材には大きな制約が社内でもあったと容易に想像できるからだ。

さて、すでに中国初のグローバル企業として世界に知れ渡っている百度だが、どんな会社かを改めて説明しておこう。

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