photo by iStock

12歳の検挙者も…学生による「大麻」犯罪がたった4年で5倍になっていた

若者を中心に深刻化する薬物乱用

コロナ禍でも増加した「大麻」「合成麻薬」犯罪

20年、新型コロナウイルスの感染拡大で活動が停滞する中、薬物犯罪が増加している。その要因となっているのが、若年層を中心とした「大麻」と「MDMA等の合成麻薬」の広がりだ。

photo by iStock

警察庁の「20年の組織犯罪の情勢」によると、薬物事犯検挙人員は1万4079人と前年よりも771人(5.3%)増加した。

このうち暴力団構成員等の検挙人員は4387人で前年から189人(4.1%)減少、薬物事犯の検挙人員の占める暴力団構成員等の割合も34.2%から31.2%に低下した。検挙件数も前年から827件(4.5%)増加して1万9231件となった。

20年の薬物事犯には大きな傾向が現れている。薬物区分の「覚醒剤」「大麻」「麻薬及び向精神薬」「あへん」の中で、“覚醒剤”事犯の検挙件数は、前年から104件(0.9%)増の1万2124件、検挙人員で113人(1.3%)減の8471人と横ばい圏となっている。

これに対して、“大麻”は件数で580件(10.7%)増の6015件、人員で713人(16.5%)増の5034人、“麻薬及び向精神薬”は件数で136件(14.4%)増の1081件、人員で105人(23.0%)増と大幅に増加している。

また、“あへん”は検挙件数11件(検挙人員12人)とごくわずかであり、この傾向に大きな変化はない(表1)。

大麻事犯(赤色)の検挙件数の増加が顕著になっている

検挙人員に占める暴力団構成員等の割合は、“覚醒剤”で42.2%(前年は43.5%)なのに対して、“大麻”は14.9%(同18.1%)、“麻薬及び向精神薬”は10.5%(同12.7%)と極めて低く、大麻や麻薬及び向精神薬が暴力団構成員等以外の人間によって使用されていることを物語っている。

 

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/