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# マネジメント

コロナ禍があぶり出した真実…デジタル化が進んでも生き残れる「上司」はこんな人だった…!

パンデミックによるデジタル化の後に来るもの

中国・武漢発のウイルスとその恐怖は社会に色々な影響をもたらした。在宅勤務やECが急拡大し、インターネットやコンピュータによるデジタル化がこれまで以上に進展したこともそのひとつであろう。

新幹線や在来線などの乗車率、ホテルの宿泊率などのデータを見ると「惨劇」としか言いようがないが、この「惨劇」が「日常」になる日が来る可能性があることは否定できない。

ウイルス騒動が始まってから1年以上が経つが、多くの業種で「ウイルス対策」をしたうえでの業務が普通になり立っている。それどころか、出張の宿泊費・交通費、定期代、さらには取引先との会食などの経費が抑えられたおかげで、売り上げが落ちたにもかかわらず増益を達成した企業が少なからずある。

つまり、これまで多くの企業が(少なくとも目先では)「無駄な経費」を支払ってきたことになり、今回のパンデミックは「日本企業の無駄遣い文化を是正する『黒船』」であったと言えなくもない。

確かに、なかなか是正されなかった「あいさつ回り」や「だらだら会議」が一気に効率的なものに変わるのは歓迎すべきことである。

ただし、このようにデジタル化が進めば、企業というものがボタンを押せば商品を出してくれる「自動販売機」のようになってしまうという懸念もある。

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だが、心配はいらない。

工場生産のテクノロジーが発展し、「無人工場」がもてはやされたのはかなり前の話だが、いまだに完全な無人工場は主流ではない。むしろ製造業の賃金は上昇し、今でも大きな雇用主だ。

工業用ロボットを大量に導入すれば、それらのメンテナンスをする人々が必要になる。また、多様な商品を低コストで供給可能になることにより市場が広がる。その巨大な市場に向けて高度な販売戦略を練るための人員など、多くの人材が必要になるのだ。

つまりメーカーが求める人材の総数はそれほど変わらないが、その「内容」が大きく変わるということだ。

 

デジタル化で起こるのも同じようなことだと考えられる。工場で言えば「部品の取り付け」や「ねじ回し」のような業務は、コンピュータが行うようになるが、そのコンピュータのデータを「分析」「メンテナンス」するのは人間であり続けるということだ。

そして、ピーター・F・ドラッカーが言うところの「知識」を自分の頭の中に保有している「人材」を「マネジメント」する仕事がますます増えるということである。

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