ご飯のよそい方から自分を好きになる方法まで…“キラキラ系”子ども向け実用書『ハピかわ』が大人気のワケ

池田書店から2019年より刊行中の『ハピかわ』シリーズは第1弾『自分をもっと好きになる【ハピかわ】 かわいいのルール』が7万部、その後刊行された『うらない大事典』『こころのルール』『ことばのルール』を合わせたシリーズ4冊累計では13万部と、児童書としては大きな話題を呼んでいる。

まず目に入るのは、少女マンガ誌「りぼん」で活躍する双葉陽が描いたかわいらしいキャラクターを前面に押し出したデザインだ。こうした装丁の児童書は“キラキラ系”とも言われ、「やせる方法」や「愛されるには」といった内容の本がいくつも出版されている。

つまり2015年にシリーズが始まった『学校では教えてくれない大切なこと』(旺文社)などを嚆矢とし、旺文社の『学校では教えてくれない大切なこと』や池上彰監修の『なぜ僕らは働くのか』(学研プラス)といったヒット作がある「子ども向け実用書・自己啓発書」のサブジャンルとして、こうした“キラキラ系”の女子向け実用書がある。

そのなかでも『ハピかわ』が熱い支持を受けている理由や社会的な背景は、いったいどんなところにあるのか。

『自分をもっと好きになる【ハピかわ】 かわいいのルール』
 

小学生女子に本当に必要な情報とは?

『ハピかわ』の特徴は、マンガやイラストをふんだんに使った親しみやすい版面でありながら、「そんなことまで!?」と驚くほどに、小学生の悩みを網羅的かつ突っ込んだところまで掘り下げて取り上げて解決法を提示している点にある。

たとえばふだんの仕草やファッションのことから汗のにおい、ムダ毛が気になるといった体の悩み、はたまた「給食の盛り付け方」や「おならをがまんしても大丈夫?」といった身近な友だちや大人にもなかなか相談しづらいところ、さらには「悪口を言われたらどうする?」「苦手な子がいる」など友だちづきあいの難しい部分にまで踏み込んで書いている。

「本を企画する際に『今の時代、小学生女子に本当に必要な情報って何?』と考え、類書のように見た目にフォーカスするのではなく、外見も大事だけれどもそれに惑わされることなく『中身をみがいてかわいくなる』をテーマにしようと決めました。読者が自己肯定感を高め、自信が持てるようになる、『内面重視』の本として企画しました」(池田書店編集部・老沼友美氏)。

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