眞子さまの結婚問題、小室圭さん“ツッコミどころ満載”の文書が与える「想像以上の逆効果」

片田 珠美 プロフィール

自己正当化のオンパレードの危険性

今回小室さんが出した文書は自己正当化のオンパレードのように私の目には映る。これは、嘘よりも危険である。

なぜかといえば、他人への嘘の場合は、他人を欺いているのを本人が自覚しているが、自己正当化の場合は、自分自身を欺いていることを本人が自覚していないからだ。

今回の文書に対して元婚約者が「事実と違う」と反論するかもしれない。だが、小室さんを「嘘つき」と批判するのは的外れだろう。

というのも、小室さんは無意識の自己正当化の達人であり、必ずしも意識的に嘘をついているわけではないからだ。少なくとも、嘘をついている自覚が小室さん本人にあるとは思えない。

 

その一因として、「暗点化(scotomisation)」が起きやすいことを挙げておきたい。「暗点化」とは、自分が経験したにもかかわらず、不都合な事実や思い出したくない出来事が意識からすっぽり抜け落ちる現象であり、フランスの神経学者、シャルコーが見出した。

「暗点」とは視野の中の欠損部分であり、それによって見えない箇所が生じる。それと同様に意識野に「暗点」ができて、ある種の体験や出来事があたかもなかったかのように認識されるのが「暗点化」である。

「暗点化」は、自分は立派な人間だと思いたいがための無意識のメカニズムなので、自分にとって都合の悪い出来事や望ましくないことはおぼろげになり、記憶から抜け落ちる。

その結果、客観的に見た事実とは異なることが記憶として残る。つまり記憶がゆがめられるわけで、身勝手な記憶の歪曲のように周囲の目には映ることも少なくない。

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