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涙で抗議のミス・ミャンマーに逮捕状…軍政幹部は確実に焦り始めている

歌手、俳優、モデルなど著名人が続々逮捕

軍政が焦燥感を募らせた結果

2月1日にクーデターで政権を奪取し、反対する市民への弾圧を強め混沌とした状況が続くミャンマーで、反軍運動に参加したり支持を表明したりした歌手や俳優、モデルなどの著名人の逮捕が相次いでいる。

この動きは、市民に与える影響力の大きさを軍政が懸念した結果とみられているが、逆に市民の反発が倍加する結果となっている。

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またタイ・バンコクで開かれたミス・コンテストに参加してステージで特別にスピーチを許され、軍による強権弾圧に苦しむ市民への国際社会の支持と協力を涙ながらに訴えたミャンマー代表の女性に対して、軍政が逮捕状を出したとの情報も飛び交う事態になっている。

さらに駐英ミャンマー大使館では、クーデターに反対していた駐英大使が軍制を支持する武官らによって大使館から締め出される事態も起きるなど、軍政とアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相による民主政権支持派による軋轢も各地で生じている。

実弾射撃による反対市民の犠牲者が500人以上に増え、北部や東部の地方では少数民族武装組織との戦闘激化も伝えられるなど、力による弾圧、鎮圧は必ずしも軍政の思惑通りに進んでいない。

そうした状況に対して、ミン・アウン・フライン国軍司令官ら軍幹部が焦燥感を募らせた結果、社会的に影響力のある著名人の逮捕や反軍政外交官の追放、SNSの情報統制に本格的に踏み切ったとの見方が強まっている。

涙で祖国の実情を訴えたミス・ミャンマー

3月27日、バンコクで開催された「ミス・グランド・インターナショナル」に出場したミャンマー代表の大学生ハンライさん(22)は、主催者側から特別に機会を許されてステージ上でスピーチを行った。

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「愛するミャンマー市民の皆さん、私は今日この場に立つのがとても辛いです。でも愛するミャンマーのために今、市民の皆さんが直面する悲しみや苦しみに対して私は声を上げたい。誰もが繁栄と平和の中で暮らしたい。指導者は独善と武力を行使するべきではない。

市民は無力で軍を止められない。毎日多くの人が命を落としている。街頭で命を落とした人のことを思うと悲しい。国際社会の支援がどうしても必要です。何を待っているのでしょうか。すぐにミャンマーを救って下さい」

 

2分間にわたって祖国の危機的状況を涙ながらにコンテスト関係者や参加者そしてマスコミを通じて国際社会に訴え、会場からは拍手が沸き起こった。

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