変わっていてもいいんだよ(三四郎・小宮浩信)

三四郎の小宮浩信さんがオファーを引き受けてくださったのは意外だった。いじめられた過去を笑いにされているし、お忙しいだろうし。照れながら、ボケをたくさんされるのではないかと思ったが、そんな心配は不要だった。小宮さんは、今悩んでいる子に向けて、とても丁寧に言葉を紡いでくださった。

三四郎の小宮浩信さん

小宮さんは優しい人だ。私が芸人としてデビューした19歳の時。勉強ばかりしてきた私にとって、芸人の世界は異様だった。男社会だし、いつも私は浮いていた。そんな時に、楽屋でいつも話しかけてくれたのは小宮さんだった。

その御礼をお伝えすると、「別に、優しさとかじゃなくて、面白かったからだよ」と言ってくださった。照れ隠しなのか本音なのかは分からないが、苦労してきた小宮さんだからこそのお人柄なんだと感動した。

変わっていたことを理由にいじめられていた小宮さん。「変わっていてもいいんだよ」ということを語ってくれた。私は口を開けば生意気だと言われてきたので、個性を認められるお笑いや、自分の意見を言えるジャーナリズムに出会い、救われた。こういう個性を受け入れてくれる先輩に若い時に出会えたから救われたんだなぁと改めて思った。