ピン芸人でお笑いジャーナリスト、時事YouTuberであるたかまつななさんは、2016年の18歳選挙導入の年から「笑下村塾」という会社を立ち上げ、学校や企業に対して主権者教育やSDGsに関する出張授業を行っている。

そんなたかまつさんはこの春、著名人10人とともにYouTubeで「#元いじめられっ子から今いじめられている君へ」というプロジェクトを立ち上げた。人気芸人から元オリンピック選手までが自身がいじめられた経験を赤裸々に語る動画は大きな注目を集めている。たかまつさんがこのプロジェクトに込めた思いについて綴ってくれた。

※以下、たかまつさんのnoteの内容を本人の許可のもと再構成したもの。

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つらい人のための「居場所」をつくりたい

この春、「2020年、小中高生の自殺が過去最多」という報道を見た。とても悲しくなった。なんとか寄り添いたいと思った。私も昔いじめられた経験があり、死にたいと思ったことが何度かあるからだ。

つい最近もあった。去年の7月、勤めていたNHKを辞める際に大きな精神的負担があり、追いつめられたのだ。そのときに助けてもらったのが、「自助グループ」だった(詳しくは、過去の記事「自殺を考えた私が、続く「芸能人の自殺」にいま思うこと」を参照)。つらい思いをしている人たちで集まり、その悩みを共有する。そのことで、自分の「居場」所を感じ、悩んでいるのは一人ではないと思えた。

私はいま時事YouTuberとして活動している。ならば、YouTubeに「居場所」を作ろうと考えた。

新学期は、クラス替えなどで環境が変わり不安や緊張が高まる時期。誰かを頼ったり、SOSを出したり、逃げ出したりしてもいい。そんなことを、人生の先輩たちから伝えることができれば、子どもたちの生きやすさにつながるのではないかと思った。