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自分の老後と、わが子の将来のために…「教育費」と「習い事」で注意すべきこと

家を買うなら新築か中古か? 運用するなら株か投資信託か? 重視するのは教育費か老後資産か……? 今さら聞けない「お金の疑問」に答えてくれるのは、『○×でわかるお金の正解』を出版した家計再生コンサルタントの横山光昭氏だ。教育費といえば「学資保険」が常識だったのは、ひと昔前の話。これからの時代は、貯金と資産運用の組み合わせがベストだという。教育費のつくり方の「正解」を、横山氏にくわしく解説してもらった。

老後資金と教育費は7:3に

年々増加しているのが中学受験をするご家庭です。より良い教育環境や将来の安定性も魅力ですが、新型コロナウイルスの影響による休校で、公立校のほとんどが授業をできなかったため、オンラインで授業をしている私立校に人気が集まっているようです。

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ただし、ファイナンシャル・プランナーとしては、中学受験を考慮する際に、「教育費」と言う観点を加えていただきたいですね。進路によって教育費には大きな金額差が生じます。

・中高6年間を公立校で過ごした場合:約283万円
・中高6年間を私立校で過ごした場合:約713万円

しかも、中学受験のための塾の費用に約300万円かかると言われています。もちろん、我が子の教育環境にできる限りお金をかけるのも親の愛情ゆえ。ですが、過剰な教育費が老後資金を圧迫することが多いのも現状です。

ちなみに、ある調査では、中学受験をする家庭の約72%が年収800万円以上、約52%が年収1000万円以上という結果が出ています。家計相談でも実感しますが、特に、2人以上のお子さんに中学受験をさせるご家庭では、かなり負担が大きく、老後資金準備まで余裕がなくなってしまうおそれがあります。

 

子どもが巣立ってから老後資金を考えるのでは間に合いません。子どもの教育費と同時進行で、老後資金も蓄えていく必要があります。目安となるバランスは「老後資金7:教育費3」。

月10万円貯金しているのなら、7万円は老後資金に、3万円を教育費(現在の習い事・および将来の教育費貯金)にあてる、という心づもりが大切です。

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